沖縄と琉球

沖縄県は日本の最南端の県として知られています。
日本の中では唯一の温帯ではない亜熱帯気候にある事がその特徴として良く知られています。
現在では大規模な水族館や美しい海岸線、ダイビングスポットなどで日本国内に限らず世界各地から観光客が絶えず訪れている場所でもあります。
しかし、昔から沖縄県であったのではないという事は時に知られていない場合も多いようです。
かつては、琉球とよばれておりここに独自の国家が存在していたのです。
それが琉球王国です。

琉球という言葉自体にはなんとなく馴染みがある方も多いかもしれませんがそれが国家としての名前であった事はあまり知られていないのではないでしょうか。
今や観光地の名所となっている首里城はかつての王都にあった王城です。
日本国内にある各地の城と比較してみてもその趣きの違いがある事は一目瞭然です。
四面の全てが海でありそう簡単には別の大陸へ移動する事も出来なかった事から独自の文化が育ちました。
これも観光地として内外の人気を集めている要因です。

しかし、その歴史は特異性があるが故に苦難の歴史でもありました。
もともとの琉球王国は1400年代に最大の繁栄のじきがありました。
なんと、50年間の長きに渡って国王の座に座り続けた王もいた程です。
仏教の教えを色濃く残しながらも様々の文化を積極的に取り入れてきた琉球王国は一国としてみれば十分な蓄財もあったと言われています。
しかし、豊臣秀吉の朝鮮出兵に米の供出を求められた頃から苦難が始まり始めたのです。